フィギュアスケートの衣装
フィギュアスケートが金持ちスポーツと言われる所以は、衣装が大きく関係しています。試合で着用しているものは全て選手の自前で、その製作にはお金も手間もかかります。プロに任せる場合もあれば、親御さんが一生懸命作る場合もあります。
世界的に有名なファッションデザイナーに作ってもらうとなると、相当なお金がかかり、大舞台などで着ることになります。一方、ジュニアレベルになると、大半の選手が親御さんの裁縫でこうしたものが作られますが、それでもお金がそこそこかかるのです。
金持ちスポーツというようにフィギュアスケートが言われるのは、靴やアイスリンクで練習する費用だけでなく、毎年のように衣装を作っていかないといけないという状況も大きく関係しています。
こうして作られたものは再利用するということはあまりなく、しっかり保存され、大きくなった時にその変遷をたどるということで思い出にする選手がいる程度です。
中には、オークションなどで売るケースもありますが、かなりの高値になる場合もあります。動きやすく、そして通気性を大事にしており、その格好で長い時間いることは体調を崩す原因にもなります。そうした姿を全く表に見せないのはまさにアスリートなのです。